【ツクールMZ】【プラグイン紹介】ヤメタイン 編
2021/09/25
自分の備忘録も兼ねて、
ゲーム制作にあたり利用させていただいたプラグインをゲーム別に紹介していきます。
今回は、2021年に公開したRPG「ヤメタイン」です。
【ダウンロード】
(Windows) https://spareblade.itch.io/yametain
Contents
PluginCommonBase.js
(プラグイン共通基盤)
【配布先】
(プラグイン内の説明より)
>『PluginCommonBase.js』は、RPGツクールMZのインストールフォルダ配下の
>以下のフォルダに格納されています。
>dlc/BasicResources/plugins/official
トリアコンタン様作成のプラグインを利用する際に
前提としてこのプラグインが必要なので導入しています。
DTextPicture.js
(動的文字列ピクチャ生成プラグイン)
【配布先】
Delusional Field
https://triacontane.blogspot.jp/
ウディタとかSteam版RPGツクール2003にあるような「文字列ピクチャ」機能をツクールMZでも使えるようにするプラグインです。
スコアの表示をさせたい時や、自作メニューを作りたい時に便利です。
ツクールMZ同梱プラグインの「TextPicture.js」よりもこちらのほうが使い勝手が良かったので、MVから引き続き利用しています。
本作では、メイン画面にプレイヤーのステータスを表示させる時にこのプラグインを使用しています。
MessageAlignCenter.js
(メッセージ中央寄せプラグイン)
【配布先】
Delusional Field
https://triacontane.blogspot.jp/
メッセージの位置を中央寄せにすることができます。
これでもう、スペースキー連打でメッセージ位置を調整する必要はなくなります。
ツクールMVのときは「MessageAlignmentEC.js」というプラグインを利用していたのですが、
MZではそのまま使えなかったので、こちらを利用しています。
本当に便利。本作に限らず、中央寄せができないことで悩んでいた事項が多くあったので…。
TemplateEvent.js
(テンプレートイベントプラグイン)
【配布先】
Delusional Field
https://triacontane.blogspot.jp/
よく使うイベントをテンプレートとして設定して、そちらを大元として参照する形で、他のイベントを置き換えることができるプラグイン…のようです。
「ようです」というのは本作では上記の機能を使っていないからで、もう一つの機能である「任意のマップにあるイベントをコモンイベントのように呼び出す」というものを使いたくて導入しています。
ちなみに、どこで使っているかと言うと、ミニゲームとしてねじ込んでいるスロットゲームで絵柄の判定を行うために使用しています。
(各絵柄がマップイベントになっていて、イベント内で絵柄のIDを特定の変数にセットするようになっています。上段左のイベントを呼び出して値を取得、右隣も取得、更に右隣も取得…とやっていって3つとも同じ値だったら絵柄が揃っているので当たり!…みたいな感じです。説明が難しいですね)
この「イベント呼び出し機能」、ツクール2000には標準搭載されていた機能なのですが…。
MenuCallCommon.js
(メニューの代わりにコモンイベントを呼び出すプラグイン)
【配布先】
かえる屋さんげーむず
https://charlsnonterm.wixsite.com/home
前述の通り、メニューの代わりにコモンイベントを呼び出すプラグインです。
本作、デフォルトのメニューを使うほどではなかったので簡素にしたかったのですが、
ツクール2000の時によくやっていた
①メニューを禁止
②並列処理イベントでキャンセルキーをトリガーに自作メニューを表示
みたいな感じで対応しようとすると、うまく動いてくれず(変なタイミングでメニューが開けてしまう)、
どうしようと調べていた際にこちらのプラグインを見つけたので導入しました。
デフォルトメニューを使うほどではない短編作品を作る時に便利。
GABA_DirectMenu.js
(メニュー内の項目を直接開くプラグイン)
【配布先】
STAR WRITE DREAM
https://star-write-dream.com/
これも前述の通り、メニュー内の「アイテム」「装備」…などの各項目をイベントから直接起動できるプラグインです。
本作では↑の「MenuCallCommon.js」と組み合わせて、メニューを起動した時に直接 アイテムメニューを開くように設定しています。
NRP_ChangeCharacterSpeed.js
(キャラクター移動速度変更プラグイン)
【配布先】
New RPG Project
http://newrpg.seesaa.net/
キャラクター、イベント、各種乗り物の移動速度を細かく設定することができます。
「ダッシュ時の加算速度」という項目を0にすると、ダッシュを無効化(実質ダッシュ禁止)でき、本作ではこのダッシュ無効化を実現するために導入しています。
GALV_CharacterShadowsMZ.js
(キャラクターに影を表示させるプラグイン)
【配布先】
Galv's RPG Maker Scripts & Plugins
http://galvs-scripts.com
キャラクターの足元に影の画像を表示させるプラグインです。
ウディタのデフォルトであるようなアレです。
イベントのメモ欄に「<shadow>」と記載しておくと、予め設定しておいた影画像が表示されます。
(アクターはデフォルトで表示?特に追加で何か設定した記憶がないです)
MPP_ChoiceEX.js
(選択肢拡張プラグイン)
【配布先】
ペンギンの寝床
http://woodpenguin.blog.fc2.com/
選択肢の機能を拡張できます。
プラグインのヘルプより、
①選択肢位置設定
②カーソル位置設定
③選択肢サイズ設定
④メッセージ内表示
⑤選択肢を増やす
⑥項目が表示される条件の設定
⑦項目を半透明で表示する条件の設定
⑧ヘルプメッセージの表示
といった機能があります。
本作では上記のうち①②⑤⑥の機能を利用しています。
KMS_AreaEvent.js
(イベント範囲拡張プラグイン)
【配布先】
Kamesoft
http://ytomy.sakura.ne.jp/
イベントページ先頭の注釈に「<AreaEvent:WxH>」と入れておくと、このWxHまでイベントの範囲を拡張できます。
今回、自作戦闘を使いたかったのでエンカウントも自作にする必要があったのですが、
ツクール2000と同じようにイベントを組むと
変なタイミングでエンカウントしたり、他のイベントに割り込んできたりとうまく行かず…。
ウディタのようなエンカウント方式にしようと思い、
イベントの接触範囲を広げられるプラグインがないかと探したところ、
こちらのプラグインを見つけたので導入しました。
(↑接触時にエンカウント判定を行うイベントを作り、そのイベントの接触範囲を広げる という、ウディタのエンカウント処理の作成方法)
Keke_VignetteEffect.js
(エフェクトプラグイン)
【配布先】
ケケーラボ
http://kekeelabo.com/
画面エフェクトのプラグインです。
こちらは言葉で説明しにくいので、作者様の紹介ツイートを見たほうが説明が早いです↓
https://t.co/jYNHdMA4ZF
『ビネットエフェクトプラグイン』を公開したよ画面外枠を変色させるビネットエフェクトと、ビネットを滑らかに動かすアイリスエフェクトで多彩な演出ができる
ゴージャスもスタイリッシュも思いのままだ#RPGツクールMZ#プレミアムツクールデー pic.twitter.com/n4FxmkZeH3— ケケー (@kekee_wave) September 17, 2021
本作ではバスで移動する際の画面切り替え時に使用しています。
PlayMsgWndCharSeMZ.js
(メッセージ音プラグイン)
【配布先】
RPGツクールMZ公式プラグイン
(本体インストール時に同梱)
ファミコンのドラクエみたいに、メッセージが表示される際に「ポロロロロロ…」と効果音を鳴らすプラグインです。
一律ですべてのメッセージに音がついてしまうわけではなく、制御文字でON/OFFを切り替えられるのが地味にありがたいです。
Foreground.js
(フォグ表示プラグイン)
【配布先】
RPGツクールMZ公式プラグイン
(本体インストール時に同梱)
マップの上に雲などのフォグ画像を表示させるプラグインです。
似たようなプラグインもあったのですが、こちらは画面のスクロール時にフォグも連動してくれるので、本作ではこちらを利用しています。
TextPicture.js
(動的文字列ピクチャ生成プラグイン)
【配布先】
RPGツクールMZ公式プラグイン
(本体インストール時に同梱)
「DTextPicture.js」でも同じことが出来るのですが、、
むしろ↑の方が細かいところを設定できるのですが、、、
確かこのプラグインでないとできない何かがあって使っています。
本作では戦闘画面のログを表示させるのに使っています。
変数に文字列を代入してそれを「\v[n]」で表示させようとした際に「DTextPicture.js」だとうまく表示できなかったからかもしれません。
それか、名前にアイコン(\i[n])を設定して、それを「\n[n]」で表示させようとした時にうまく表示できなかったか。
以上。