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ツクール2000→ウディタ→ツクールMV・MZと乗り換えてのゲーム制作とかの備忘録

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ツクールMVのビルド時に気をつけるべきこと

◆はじめに

RPGツクールMVが1.1にバージョンアップされ、またひとつ、便利な機能が追加されました。
デプロイメント(出力)時の「未使用ファイルを含まない」オプションです。

ランタイムパッケージ(RTP)の概念がなくなった、MV。

ゲームプレイ前に予めRTPを入れておく必要はなくなった一方で、
その分容量がかさむことが、「うーん…」となる要因の一つではありました。

しかしこの機能の追加により、使っている素材だけを出力ファイルに含める、つまり出力サイズの削減を図ることができるようになったのでした。

しかしこの機能に頼りきっていると、ある注意点も…
というのが今回のメモです。

 

◆現象

プラグインで使っているピクチャが読み込めない

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例:Error Failed to load: img/system/XXX.png

・光が差すプラグイン
・仮想パッドを表示するプラグイン

等、ツクールのエディタ側では使っていないけれどプラグイン側でのみ指定しているピクチャなどの素材、
それがある場合に「未使用ファイルを含まない」にチェックを入れてビルドをする。
そしてできたゲームファイルを実行する。
その場合、画像が読み込めませんでした的エラーが発生する

 

◆原因

プラグインでのみ使用しているファイルは、使用ファイルとしてカウントされないから。

まあ、当然といえば当然ではありますね(;´Д`)

 

◆まとめ

「未使用ファイルを含まない」機能は、出力するゲームファイルの容量を削減できる便利な機能ではありますが、
プラグインでしか使っていない素材があるのを忘れてビルド&配布してしまうと
「ファイルがないって出るんだけど!」
といった事態になってしまいます。

チェックを入れる際は、以下の様な対応をして、エラーが発生してしまわないようにしなければいけませんねヽ(´ー`)ノ

・ビルドしたあとに、必要なファイルを出力先ゲームデータにコピーする
(「www」フォルダ内の指定の場所へ)

・ツクールのエディタ側で、イベントで対象の素材を指定しておく
ただ、例えばピクチャ素材だと「pictures」フォルダに入れておかないと指定できません(確か)。
「プラグインで指定している画像素材が、「system」に入ってないといけない」といった場合は別の対応が必要になりますね。
もしくはプラグイン側で指定しているパスを変更するか。
(その場合、プラグインの規約が改変を許可している必要がありますが…)

以上。

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