【フリーゲーム感想】Wizout
2021/09/24
◆概要
Wizout
・2003年公開 RPGツクール2003製
・作者:BONZO様
・作者サイト:http://jbonzo.hp.infoseek.co.jp/ (閉鎖)
・DL先:Vector(https://www.vector.co.jp/soft/win95/game/se312822.html)
ツクール2003製Wizardry風ダンジョン探索RPG
◆感想とか
ツクール2000や2003が出始めの頃、Wizardryを意識した感じのダンジョン探索RPGが結構公開されていたような記憶がある。
(今でも結構公開されているのを、私が気付いていないだけかも)
個人的に当時ダンジョン探索RPGに強い魅力を感じていて、好みに合うゲームがないか探していた。
その頃に見つけたゲームの一つが、ツクール2003製ゲーム「Wizout」だった。
当時はプレイしたものの、ダンジョンの1階で「あっ、これは腰を据えてプレイしなければいけなそうな気配がする」と一旦置いたきりになってしまっていた。
最近自身でダンジョン探索RPGを作ろうとしていて、その参考に他の方の作品もプレイしていこうという機運があり、十数年振りに再プレイをすることとしたので、折角なのでスクショと感想を残すことにした。
特徴とか感想はだらだらになりそうな気がしたので、以下に箇条書き。
- 本作は、ダンジョンの奥地にある水晶玉を取り戻すために、パーティーを組んでダンジョンに戻るというもの(うろ覚え)。
- パーティーは固定で、転職システムもあるが初回のキャラメイク時は「戦士」「盗賊」「僧侶」「魔法使い」の固定。
- お店の処理が自作。ダンジョンで手に入れたアイテムを売ると、店で買える商品も増える仕組み(この辺はWizardryを意識?)。図鑑も兼ねていて、独自レイアウトなのも良いが、使い勝手はというと、、、。
- ダンジョンはランダムエンカウント+固定エンカウント。エンカウント率は低いが、ダンジョンは結構広い。宝箱がある部屋の入り口には固定エンカウントがセットされているイメージ。
- 戦闘バランスは序盤はかなりぬるい。後半は全体攻撃を使う敵ばかりなので結構シビアだった。
- ただしレベルやゴールドはガンガン手に入ってガンガンレベルアップする。技もどんどん覚える(…が一気にたくさん覚えるので、どれが何かよく分からないまま数が増えていく)
- 宝箱は本家同様に罠を調べて解除ができて初めて入手ができる仕組み。ここでも独自レイアウト。右側のCGが雰囲気を出している。
- ダンジョンがだだっ広く、似たような構造が続くので居場所を見失いがち。
- テレポートの魔法orアイテムが欲しかった(もう少しレベルを上げると習得できたのかも)。
- 宝箱の数はもう少し大盤振る舞いして欲しかった(ダンジョンが広いので)。
- 謎解きもあったので探索が単調ということはなかった(謎自体も難しすぎず丁度いい感じ)。
作者のサイトに「1ヶ月ぐらいで作った初作品です」みたいな記述があったが、製作期間と公開時期(2003年)を考えるとよく作り込まれたゲームだと思う。
ツクールMVとかでは見かけなくなった、力技の独自レイアウトが素敵。
調整をもう少し加えていたら、もっと中毒性のあるゲームになっていたかも。
クリアまでのプレイ時間約5時間。